2016年6月21日火曜日

2日目♪ブラームスの子守歌

どことなくぺたつきます。
皆さま、お元気ですか?

アルバム「こもりうた」曲紹介〜2日目☆
これはCDのブックレットに書ききれなかったことを、
描かせていただこうというもくろみですm(_ _)m

本日はブラームスの子守歌。
これは他でもない母のリクエストでした。
当初、原語であるドイツ語のみで録音を考えていましたが、
「え〜〜日本語じゃないのぉ〜〜〜?」
不満全開。

日本語探しました。

いろいろな方が訳されているのですが、
私は、青柳善吾さんの訳詞を選びました。
現代の日本語とは違うのですが、それがなんとも奥ゆかしくて、
原詩にも近い訳でしたので、選びました。

1.   眠れよ、吾子。ばらの花、
  まくらべに にほいなむ。
  朝(あした)窓に おとなふまで、
  眠れ、今はいと静けく。

2.   眠れよ、吾子。蝶は舞ひて、
  汝が夢路 守りなむ。
  夢の国は み空のをち、
  眠れ、今はいと楽しく。

(新選唱歌集 青柳善吾編より/目黒書店1936年出版)



CDでは1番のみ歌っていて、2番はドイツ語になります。
もともとの曲のもつ魅力は、原語だからこそ出る、
という面がどうしてもある気がしています。
それも上手に歌えてこそなんですが、
それはひとまず置いといて(おい)

確かにソーラン節を英訳したらかっこいいかもしれないけれど
それはそれ☆ってなるに違いねぇ。
そうに違いねぇ!

日本人なので、日本語の方がより
ダイレクトに心に入ってきますが、
原語の響きも楽しみたくて、
原語があるものはなるべく入れています☆


そのドイツ語ですが、作曲したブラームスが
ドイツの民謡詩集から選んだものだそうです。
友人にお子さんが誕生し、その記念に作った曲です。

オルガンの右手も左手も、歌も、
譜面を見るとそれぞれリズムはバラバラなんですけど
ふわっと包まれてしまう。
ブラームスマジックです☆